UE5(Unreal Engine 5)でNDIを受信して表示する方法を説明します。2024年2月時点ではUE5.3.2バージョンはndi-unreal-engine-sdkに対応していません。UE5.3.1もしくはUE5.2などそれ以前のバージョンを使いましょう。
まず、NDI Unreal Engine SDK公式ページからSDKをダウンロードします。必要事項を入力すると、ダウンロードリンクが表示されます。
https://ndi.video/tech/ndi-unreal-engine-sdk/
ダウンロードしたSDKのインストーラーを実行し、指示に従ってインストールを完了させます。
インストール時にUE5のバージョンを選択できます。写真ではUE5.3を選択していますが、UE5.3.2では動きません。2024年2月以降のアップデートがあれば修正されるでしょう。
ndi-unreal-engine-sdkのドキュメントも読んでおくと良いでしょう。
UE5で新しいプロジェクトを作成し、プロジェクトを開きます。
プラグインを選択します。
プラグインセクションで「NDI IO Plugin」を検索し、チェックを入れてプラグインを有効にした後、UE5を再起動します。
コンテンツブラウザで右クリックし、「Media」から「NDI Media Receiver」を選択して、新しいNDI Media Receiverアセットを作成します。
作成したアセットを開き、使用したいNDIソースを選択します。
適宜NDIを選択します。
メディアプレートにNDI Media Receiverアセットをドロップし、再生用のセットアップを完了させます。メディアプレートは、テクスチャなどの追加準備が不要なので簡単でいいですね。
メディアプレートで16:9などの比率を選択し、視聴しやすいように調整します。
設定が完了したら、再生してNDIソースが正しく表示されるか確認します。
また、複数のソースの再生や、スムーズな再生が可能かどうかをテストします。
2つのNDIソースをスムーズに再生できました。
この手順により、UE5でNDIを受信して表示することができます。低遅延での再生が可能であり、バーチャルプロダクションやライブイベントなど、さまざまな用途に活用できる可能性があります。アイデア次第で、この技術を用いた革新的な利用方法が見つかるかもしれません。