Note ! 本記事は公開から1年以上経過しています。ハードウェア実機レビュー(執筆当時は 2023 年 12 月前後の認識)です。

  • 価格・スペック表・推奨 PC 要件はメーカー改定で変わっている可能性があります。購入・導入前に einstar.com 等で最新仕様を確認してください。
  • 付属ソフトの DL ページや UI はアップデートで変わりうるため、手順は参考程度にしてください。
  • 低価格帯スキャナー市場の競合製品は 2024 年以降も増えており、「フォトグラメトリとの比較」は傾向として読むのがよいです。

**2022年から2023年にかけて1000ドルクラスの3Dスキャナー市場で注目されているのがEinstar 3D Scannerです。**このスキャナーはShining 3Dによって製造され、同社の高額なEinScanシリーズの技術をより手頃な価格で提供しています。 **2024年はこういった低価格ながら、使える(かもしれない)レベルの格安3Dスキャナーが登場するでしょう。**現在は2023年12月ですが、ちょうど1年前にEinstar 3D Scannerを直販サイトで購入しました。 Einstar 3D Scannerは、0.1mmの精密な解像度と、多彩なスキャンモードを持ち、使いやすいインターフェースを提供しています。しかしEinstar 3D Scannerを最大限に活用するためには、処理が重たいため比較的ハイエンドなパソコンが必要です。 Einstar 3D Scanner https://www.einstar.com/ Einstar 3D Scannerは、業界をリードするShining 3D社によって製造されたコストパフォーマンスに優れたモデルです。Shining 3D社は、高品質な業務用3DスキャナーであるEinScanシリーズを市場に提供しており、これらのモデルは一般的に100万円から200万円の価格帯に設定されています。 総合的に見ると、Einstar 3D Scannerは、3Dスキャンを始めたい初心者や趣味で使用するユーザーにとっては非常に適した選択です。仕事などでしっかりと使いたい人は、100万円以上する高価なモデルの方が適しているかもしれませんね。

実物をチェック!いい感じのソフトBOX

実際に内容を確認してみましょう。このソフトBOXは、HMDやDJIのドローンが収められているような洗練されたデザインで、第一印象は非常に良いです。 開けると、ぎっしりと物が入っています。本体、電源、キャリブレーションボード、マーカシール、袋などです。ただし、ケーブルなどの小物は一度取り出すと元通りに収めるのが少し難しくなります。 Einstar 3D Scannerの本体は、高品質な素材で作られており、手に取ると重厚感があります。また、デバイスを保護するための柔軟なシリコン製ソフトカバーが付属しています。 Einstar 3D Scannerは、その0.1mmの高解像度と多彩なスキャンモードで優れており、直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。

Scan ModeStructed Light Scan
Point Distance0.1 mm ~ 3 mm
Light SourceInfrared VCSEL structured light
Working DistanceEffective Working Distance: 160mm-1400mm; Optimal Working Distance: 400mm
Depth of Field160-1400mm
Maximum FOV434mm*379mm (under optimal work distance)
Scan Speed980,000points/s, up to 14FPS
Align ModesFeature Alignment, Hybrid Alignment, Texture Alignment, Global Markers
SafetyEye-safe
Texture ScanYes
Outdoor ScanningYes
InterfaceUSB2.0 or above
Output FormatsOBJ; STL; PLY; P3; 3MF
Scanner Size220mm*46mm*55mm
Carrying Case Size245mm*245mm*90mm
Scanner Body Weight500g
Operating Temperature Range0-40℃
Operating Humidity Range10-90%
CertificationsCE, FCC, ROHS, WEEE, KC
Recommended ConfigurationOS: Win10/11, 64 bit; Graphics card: NVIDIA GTX1060; Video memory: ≥6GB; Processor: I7-11800H; Memory: ≥32GB
Basic Computer ConfigurationOS: Win10, 64 bit; Graphics card: NVIDIA GTX1050; Video memory: ≥4GB; Processor: I7-7700H; Memory: ≥16GB

Einstar 3D Scannerで実際に3Dスキャン!

Einstar 3D Scannerで実際に3Dスキャンしてみましょう。ソフトウェアをダウンロードします。2023年にいろいろソフトウェアがアップデートされたました。性能は随分よくなりました。 https://support.einstar.com/support/solutions/articles/60000782576-einstar-software-download Einstar 3D Scannerは、パソコンと接続して利用します。電源ケーブルとUSBケーブルは1本化されています。しかしごちゃごちゃします。 Core i9&RTX4070クラスのノートパソコンであれば、快適に動作します。 本体は、やはりかっこ良いです。 付属しているキャリブレーションボードで、キャリブレーションしてから使用します。ソフトウェアの指示通りにすれば完了です。

Einstar 3D Scannerのスキャンの流れを動画に

スキャンの流れを動画にしました。、スキャンしやすい素材で、トラッキングを失わないように養生シートも入れたり、少しインチキっぽいことをしています。つまり撮りやすい素材でテストしています。ゲタを履かせた検証です。

メッシュを減らして書き出さないと巨大なファイルになります。

そのため500K(500000)ぐらいに減らしました。

ざっくりですが、ハイエンドなゲーミングPCで5M(5000K)トライアングル、高性能なモバイル端末で400Kトライアングル、Webで軽量に表示するなら100Kトライアングルぐらいが目安なのかなと思います。

諸説あります。

以下、500Kトライアングルで書き出した3Dモデルです。**なかなか細部もよくデータ化できています。**まっすぐな線がまっすぐなので、素晴らしいです。 持ちての内側なども形状がはっきりしています。ちゃんと3Dスキャンできています。 このように、1000ドルという価格設定の中で、Einstar 3D Scannerを初めて使用した際には、その性能の高さに正直驚かされました。ただし、素晴らしいとはいえこのレベルであれば、フォトグラメトリーだけでも似たような結果が得られるのではないかと思います。これは私の率直な印象です。

ではフォトグラメトリでテストしてみよう!

フォトグラメトリは、写真を用いて物体の形状や大きさ、位置を測定し、3次元データを作成する技術です。この手法は、複数の角度から撮影された写真から、物体の3次元の形状や空間内の位置を精密に再現することができます。すごく適当に100枚ぐらい写真を撮りました。フォトグラメトリしてみましょう。 適当にフォトグラメトリします。写真から点群データを作成してメッシュ化しました。 写真をテクスチャーにします。 以下フォトグラメトリで作成した3Dモデルです。 フォトグラメトリは、まっすぐな線がガタガタしやすいですね。もっとしっかり撮影をすれば、もっと綺麗になるでしょう。後処理もじっくりやれば改善できます。 テクスチャーは写真から生成されるので高品質です。 こういった写真も綺麗に再現できます。またフォトグラメトリなら、費用はほとんどかかりません。コストとしては1ドルぐらいですかね。 **私の場合はフォトグラメトリを頻繁に使用しているため、Einstar 3D Scannerが無くても同じことが出来ます。フォトグラメトリで出来ないことをEinstar 3D Scannerならできるかと言えば、そこまでの性能ではない感じです。ですがダメというほどダメではなく、むしろ1000ドルにしては高性能。 以上からフォトグラメトリはやりたくないけど、3Dスキャナーを体験してみたい人にはお勧めできるEinstar 3D Scannerでした。**また実用的な性能を求めると少なくとも100万円以上する3D Scannerが必要なのかなと思う今日この頃です。 買わなくてよかったかな。。。

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